



エグゼクティブプロデューサー:森田篤
プロデューサー:半田健 槇和美 前田利洋
撮影:江森太一 照明:阿部良平 録音:加藤大和 美術:小栗綾介 編集:鈴木理 衣裳:照井真純 ヘアメイク:田鍋知佳 助監督:戸塚寛人 制作担当:秋元一富 アシスタントプロデューサー:津島彩乃
製作:2017 映画「ゆらり」製作委員会 制作プロダクション:FOOLENLARGE 配給:ベストブレーン
2017年/日本/112分/カラー/5.1ch(一部劇場除く)


石川県の民宿「赤木箱」を舞台に、宿を営む家族や宿泊客など
「伝えられなかった想い」を抱える人々が時を超えて家族の絆を取り戻す姿を
笑いと涙で描いたヒューマン・ファンタジー。
原作・脚本の西条みつとしは、お笑い芸人として活躍後、放送作家に転向。バイきんぐ、我が家、フォーリンラブなど、現在、第一線で活躍するコメディアンたちにコントを提供する一方、自身の劇団TAIYO MAGIC FILMを主宰。齊藤工初監督作『blank13』の脚本や劇作家競作による話題の深夜ドラマ「下北沢ダイハード」(TX)で筆頭を飾り、今や、三谷幸喜、宮藤官九郎、西田征史らに続く、演劇界第4の才能として最注目のクリエイターである。『ゆらり』は、13年、15年に上演して好評を博した同劇団の代表作で、西条自身が映画用に新たに脚本を書き直している。
監督を務めるのは、池田エライザ主演ドラマ「ぼくは麻理のなか」をはじめ、数々の映像作品やサザンオールスターズ、SKE48などのMVを手掛けてきた横尾初喜。舞台初演の観劇後、西条に「ぜひ、映像化したい!」と熱望し、本作で映画監督デビューを果たした。
岡野真也、内山理名W主演と、バラエティに富んだキャストによるアンサンブル。
W主演には、『下衆の愛』のヒロインで幅の広い演技力が認められ、ドラマ「ボク、運命の人です。」では、亀梨和也演じる主人公の職場の紅一点のOL役で注目を浴びた岡野真也。代々続く、民宿「赤木箱」の経営者・泉凛香の娘時代から母親時代までを一人で演じ分ける。もう一人の主演には、原田眞人監督『駆け込み女と駆け出し男』や、NHKの主演ドラマ「マチ工場のオンナ」など幅広く活躍する、内山理名。岡野が演じる凛香の娘で、遺伝的な病を抱えながらもシングルマザーとして一人息子を育てる木下ゆかりを、数多くの作品で培われた演技力で芳醇に演じている。
二人のヒロインを中心に、戸次重幸、萩原みのり、山中崇、遠藤久美子、平山浩行、渡辺いっけい、鶴田真由、など映像・舞台で活躍するバラエティに富んだキャストが、現在、未来、過去の三部から成る複数の家族の感動ストーリーを彩っていく。
海沿いにひっそりと佇む民宿「赤木箱」。民宿を営むのは女主人・凛香(岡野真也)とアルバイト・瞳(萩原みのり)。ある日、中年の男・高山(戸次重幸)と保科(遠藤久美子)が宿泊にやってくる。特に変わった男ではないけれど、瞳への対応だけがどこかぎこちない。
一方、凛香は接客のかたわら、しきりに甘えてくる娘・ゆかり(筧礼)をついつい突き放してしまう。ショックを受けたゆかりは、父・孝介(山中崇)に「自分を誘拐してほしい」とせがみ、2人で狂言誘拐を計画するのだが…
海沿いにひっそりと佇む民宿「赤木箱」。民宿を営むのは女主人・凛香(岡野真也)とアルバイト・瞳(萩原みのり)。ある日、中年の男・高山(戸次重幸)と保科(遠藤久美子)が宿泊にやってくる。特に変わった男ではないけれど、瞳への対応だけがどこかぎこちない。
一方、凛香は接客のかたわら、しきりに甘えてくる娘・ゆかり(筧礼)をついつい突き放してしまう。ショックを受けたゆかりは、父・孝介(山中崇)に「自分を誘拐してほしい」とせがみ、2人で狂言誘拐を計画するのだが…
シングルマザーのゆかり(内山理名)は、息子・青空(高橋幸聖)と二人暮らしをしていた。ある日、青空が「神様なんていないんだよ」と残念そうにゆかりに話す。どうやら、学校でそんな話になったらしい。ゆかりは「神様はいるよ」と青空に神様から手紙が届くポストをプレゼントする。それは、自分が幼い頃に祖父がマジックに使っていたものだった。その日から、ポストに投函された青空からの手紙に、返事を書くのがゆかりの日課になった。 毎朝嬉しそうに手紙を読む青空を微笑ましく見守るゆかりだったが、同時に恐れていることがあった。それは、日増しに悪くなっていく自身の体調。やがて、ゆかりは入院することになり、別れた夫・正樹(平山浩行)に青空を預けることに…
シングルマザーのゆかり(内山理名)は、息子・青空(高橋幸聖)と二人暮らしをしていた。ある日、青空が「神様なんていないんだよ」と残念そうにゆかりに話す。どうやら、学校でそんな話になったらしい。ゆかりは「神様はいるよ」と青空に神様から手紙が届くポストをプレゼントする。それは、自分が幼い頃に祖父がマジックに使っていたものだった。その日から、ポストに投函された青空からの手紙に、返事を書くのがゆかりの日課になった。 毎朝嬉しそうに手紙を読む青空を微笑ましく見守るゆかりだったが、同時に恐れていることがあった。それは、日増しに悪くなっていく自身の体調。やがて、ゆかりは入院することになり、別れた夫・正樹(平山浩行)に青空を預けることに…
舞台は、数年前の民宿「赤木箱」。女優の夢を諦め、実家に戻ってきた娘・凛香(岡野真也)は、母・美和(鶴田真由)とうまくいっていなかった。父・幸雄(渡辺いっけい)になだめられても、凛香の母への態度は変わらない。 そんなある日、凛香の友人(小築舞衣・弥尋)が旅館へと遊びにくる。久しぶりの再会を喜ぶ凛香と友人だったが、あるものを発見する。それは…不思議な注意書きが書かれたリモコン。「このリモコンを利用してその時間に何をしても、未来の出来事は変えられません。多少の時間のずれは起こりますが、本来の時間の流れに戻っていきます。」そのリモコンをきっかけに、凛香たちは思いがけない展開に巻き込まれていくのだった。 もしも奇跡が起こるなら、あの夜をもう一度だけ。日常のなかに、一瞬だけ浮かび上がる温かな家族の絆。三つの家族に起こった 、暖かくて 切ない「ゆらり」な物語。
舞台は、数年前の民宿「赤木箱」。女優の夢を諦め、実家に戻ってきた娘・凛香(岡野真也)は、母・美和(鶴田真由)とうまくいっていなかった。父・幸雄(渡辺いっけい)になだめられても、凛香の母への態度は変わらない。 そんなある日、凛香の友人(小築舞衣・弥尋)が旅館へと遊びにくる。久しぶりの再会を喜ぶ凛香と友人だったが、あるものを発見する。それは…不思議な注意書きが書かれたリモコン。「このリモコンを利用してその時間に何をしても、未来の出来事は変えられません。多少の時間のずれは起こりますが、本来の時間の流れに戻っていきます。」そのリモコンをきっかけに、凛香たちは思いがけない展開に巻き込まれていくのだった。 もしも奇跡が起こるなら、あの夜をもう一度だけ。日常のなかに、一瞬だけ浮かび上がる温かな家族の絆。三つの家族に起こった 、暖かくて 切ない「ゆらり」な物語。







監督:横尾 初喜
1979年4月25日、長崎県生まれ。映像制作会社を経て、'08年より、ディレクター仲間と共に映像制作会社Foolenlargeを設立。サザンオールスターズ、堂島孝平、SKE48など、アーティストのMVを多く手掛ける一方、自身が企画から参加したヤングマガジン連載のギャグ漫画「チェリーナイツ」('11)をはじめ、「ロストデイズのひみつ」('14)「ぼくは麻里のなか」('17)などのドラマ演出でも活躍。本作が初の映画監督作品となる。

原作・脚本:西条 みつとし
1978年4月12日、千葉県生まれ。東京NSC3期生。お笑い芸人として活躍後、放送作家へと転向。バラエティの構成を手掛ける一方、バイきんぐ、我が家、フォーリンラブなどにコントを提供する。さらに、自身の劇団TAIYO MAGIC FILMを主宰、定期的に公演活動を続けている。近年では、映像作品にも脚本家として参加。ゆうばり国際映画祭2017で作品大賞を受賞した、齊藤工の初監督作品『blank13』(’18年公開)でも、脚本を手掛けている。主な作品は、『関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!』(’17)、「下北沢ダイハード/1話」(’17)。

主題歌:ハルカトミユキ 『手紙』
どこまでも言葉にこだわる、時代錯誤の文藝少女Vo/Gtハルカと、ノイズとジャンクで踊る愛すべきフリークスKey/Choミユキによる2人組バンド。大学で知り合った2人は’12年インディーズデビュー。’13年iTunesの“bnewARTIST2013”、タワーレコードの“タワレコメン”にも選出され、2nd e.p.収録の「ドライアイス」はSPACE SHOWER TVやFM802をはじめ、全国各局のパワープレイをさらった。同年、メジャーレーベルに移籍。’17年インディーズデビューから5年を迎える彼女たちの音楽は、今確実に熱を帯び大きなうねりを生みだしつつある。

音楽:今井了介
1995年にキャリアをスタートしプロデューサーとしてHIP HOP / R&Bを中心に数多くの作品を生み出す。
音楽を通じた企画発案や社会貢献にも参加し、東京 、シンガポール、アメリカ のスタジオをベースに、アーティストの発掘・育成、コライトセッションや海外作家の発掘など、グローバルな視点での音楽制作を軸に活動の幅を広げている。